子どもの出っ歯の矯正治療例
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子どもの出っ歯(上顎前突)の症状について
※矯正治療は自費診療となります。
出っ歯(上顎前突)は、上の歯が下の歯よりも大きく前方に出ている状態の歯並びです。上の歯が大きく前方に出ているため、上下の歯を咬み合わせた際に前後的な隙間が生じます。また、前歯の過度な露出による見た目の低下をはじめ、転倒や事故等で前歯を損傷するリスクが高くなるため、注意が必要です。
子どもの出っ歯(上顎前突)の原因について
骨格性上顎前突
- ① 上の顎が大きく前に出ている
- ② 下の顎が後退している
歯槽性上顎前突
- ③ 上の前歯が前方に傾斜している
- ④ 下の前歯が舌側に傾斜している
環境的要因
- ⑤ 慢性的な口呼吸
- ⑥ 悪癖(指しゃぶり、唇を噛むなど)
多くの場合、上記6つが原因で出っ歯(上顎前突)になります。出っ歯は、遺伝の影響を受けやすい傾向があるため、ご家族に出っ歯がいるお子さんはなる確率が高いです。(全体の3割は遺伝と言われています。)
また、指しゃぶりや唇を噛むなどの悪癖や口呼吸も、出っ歯(上顎前突)をはじめ、さまざまな不正咬合を悪化させる要因となりますので注意が必要です。
子どもの出っ歯(上顎前突)矯正治療の開始時期について
子どもの出っ歯の矯正治療は、多くの場合、上顎と下顎の成長に合わせて2段階に分けて行います。多少の個人差はありますが、上顎は8～9歳で発育が9割程度完了し、下顎は10～12歳頃の二次性徴時に身体と共に大きく成長します。成長が止まった後やある程度発育が進んだ状態では、良好な治療結果が得られなくなるため、7歳～9歳頃までに治療を開始することをおすすめしています。
出っ歯(上顎前突)を放置するリスク
顎関節症になりやすい
前歯の咬み合わせが合わないことで、咀嚼の際に顎骨への負担が大きくなるため、顎関節症になりやすくなります。
前歯を失う可能性が高い
転倒や事故等で前歯を損傷する可能性が高く、前歯を失うリスクが大きくなります。
虫歯や歯周病リスクが高い
前歯が大きく前に出ているため、無意識化では口が閉じれない場合があります。お口が開いていると口腔内が乾燥するため、菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
風邪やインフルエンザになりやすい
出っ歯によって口での呼吸が慢性化すると、ウイルスが直接体内に入り込むため、風邪やインフルエンザになりやすくなります。
子どもの出っ歯(上顎前突)の治療法について
子どもは、間違った舌の位置や筋機能の低下などが理由で出っ歯(上顎前突)だけでなく、叢生(でこぼこな歯列)などの症状も伴っている場合が多いため、そちらの状態も考慮しながら矯正治療を行います。
悪癖などの改善には、取り外しができる筋機能矯正装置を使用し、お口周りの筋機能を鍛え、顎の正常な発育を促します。また、必要に応じて歯の傾斜の適正化・下顎を前方へ誘導するための装置を就寝時に装着して、問題を改善します。
症状の度合いや原因にもよりますが、奥歯の永久歯が生える12歳頃が治療終了の目安となります。その後、必要な場合には歯を動かす2期治療へ移行し、歯列や咬み合わせを整えます。
※骨格に大きなズレがある場合には、外科処置が必要となる場合があります。
子どもの出っ歯の矯正治療例(Before&After)と解説
子どもの出っ歯の矯正治療例（小学校高学年女児・治療期間2年6ヵ月）
| 年齢・性別 | 小学校高学年女児 |
|---|---|
| 治療期間 | 2年6ヵ月 |
| 抜歯 | なし |
| 治療費 | 726,000円(税込) |
| リスク・注意点 | ・歯の移動に伴う鈍痛や歯根吸収が生じる場合がある。 ・歯が綺麗に並んだ後は、保定処置を行わなければ歯が後戻りする場合がある。 |
| 備考 | 上あごの骨の過成長 |
小学校高学年女児です。前歯が出ていることを気にして来院されました。分析の結果、上あごの骨の過成長が認められました。治療方針として睡眠時に付ける顎の成長を抑える装置を使って頂き、成長が落ちくのを待ち、成人矯正へ移行しました。習い事が忙しく、少し治療期間は長くなってしまいましたが、抜歯せずに治療できたことに大変喜んでくださいました。
矯正治療に伴うリスク・注意点について（※一例）
- 歯の移動に伴う違和感・鈍痛を感じる場合があります。
- 矯正に伴い、多少の歯根吸収が生じる場合があります。
- 取り外しが可能な装置については、決められた装着時間を守らなければ適切な治療結果が得られません。
- 固定式の矯正装置は、歯磨きがしづらくなるため、虫歯や歯周病リスクが高くなる可能性があります。
- 矯正後は歯が後戻りする可能性があるため、保定装置を着用し、歯の後戻りを防止します。など。
矯正治療（成人矯正・小児矯正）の費用について
※治療費は全て税込となります。
| 名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
|---|---|---|---|
| 初診カウンセリング |  |
矯正治療について詳しくご説明します。 ※ご希望の方のみ、レントゲン撮影(3,300円)・3Dシミュレーション(5,500円)を行い、より詳しいカウンセリングを行うことも可能です。 |
2,200円 |
| 再カウンセリング |  |
一度初診カウンセリングを受けたあとの二回目以降のカウンセリングです。 |
30分 5,500円 |
| セカンドオピニオン |  |
治療方針や診断結果について担当医師以外の医師に意見を求めることができるセカンドオピニオンにも対応しております。 |
5,500円 |
| 精密検査/診断費 |  |
レントゲンやCT、模型などの資料を取り、診断をして、精密診断の結果を患者さまにお話しするまでにかかる費用です。 |
【通常】 33,000円 診断料5,500円 【マウスピース矯正をご希望の方】 50,000円 診断料5,500円 【MFTのみをご希望の方】 22,000円 診断料 なし |
| 小児矯正 |  |
乳歯と永久歯が混在している時期に行う治療です。かみ合わせやあごの形、大きさを整え、永久歯がきちんと生えそろうように誘導する治療です。 |
220,000～440,000円 |
| マウスピース型矯正装置（インビザラインファースト） |  |
子どものマウスピース型矯正装置です。 | 550,000円 （追加アライナー料/ 保定管理料込み） |
|
MFT(口腔筋機能療法) |
 |
咀嚼、嚥下、呼吸、舌の位置、発音などの正常化を目的としたお口のトレーニングでお口周りの筋機能を鍛えます。 | 当院で治療されてる方 初診5,500円 再診3,300円/60分まで ※当院で治療を受けずMFTのみご希望の方 初診5,500円 再診3,300円/30分 5,500円/60分 |
| 一期治療から二期治療への移行の際の精密検査/診断費 |  |
一期治療を受けられた方が二期治療へ進む場合に必要となる精密検査/診断費です。 | 当院で一期治療を 受けた方 22,000円 通常 33,000円 |
| 成人矯正(全体矯正) |  |
歯にブラケットを貼り付けて歯を動かす方法です。一般的な大人の成人の矯正治療です。一般的な金属のブラケットと目立ちにくいセラミックのブラケットをご用意しています。 | 【ハイブリッドブラケット】 700,000円 【メタル】 770,000円 【セラミック】 880,000円 |
| マウスピース型矯正装置（インビザライン） |  |
目立たず、透明に近い、取り外しが可能な新しいアプローチのマウスピース型矯正装置（インビザライン）は、現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに1,400万人以上(※2022年9月時点)を超える患者様が治療を受けられています。 | 990,000円 （追加アライナー料/ 保定管理料込み） |
| iTero(光学印象) |  |
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を作製するための歯型を採取します。 | 5,500円 |
| 歯科矯正用アンカースクリュー |  |
通常の矯正装置に加え、歯茎部分の骨に埋めた矯正用のインプラントを固定源として歯を動かします。固定源がしっかりしているため、通常よりも大きく歯を動かせます。 | 1来院につき22,000円 （指定病院に限る） |
| 部分矯正 |  |
１歯から数歯の前歯の歯並びを整えます。 | 110,000円~440,000円 |
| 矯正期間中の処置費 |  |
初診相談後の定期観察、矯正装置の調整や検査、指導など行います。 | 2,200円~5,500円 |
| 保定管理費 |  |
矯正治療後、歯の後戻りを抑えるために保定装置をつけ、経過を観察します。 | 55,000円 （※成人矯正のブラケット治療の方） |
| 便宜抜歯 |  |
顎骨のスペースが足りず、適切な歯の移動が困難な場合には抜歯をいたします。 | 5,500円 |
三鷹で子どもの出っ歯の矯正治療をお考えの方はぜひ矯正相談へ
三鷹miki矯正歯科では、矯正歯科治療を専門に行う歯科医師が子どもの出っ歯（上顎前突）の矯正治療を担当いたします。当院では、歯並びについてお悩みのお子さんが安心して矯正治療を開始できるよう、矯正相談やセカンドオピニオンを実施しております。矯正相談では、理解を深めていただけるよう口腔内写真・レントゲン写真・歯列の移動を確認できるシミュレーション動画などを用いて、丁寧な治療説明を行っております。東京都三鷹で子どもの出っ歯（上顎前突）の矯正治療をご検討の方はぜひ、三鷹駅すぐの当院までお気軽にご相談ください。
